2014年3月29日土曜日

ライブレポート! HighApps Special スリー ツー ワン! SPRING Rock Partyパート1


どうも

え~、今回はいつもおはちょっと趣向を変えて、人生初! ライブレポートというものをやってみたいと思います。

理由といたしましては、とにかくこのライブが最高だったこと、それだけです。

さて、初めてとなるライブレポートですが、どのライブをレポートしていくかというと、3月21日に開催された
「HighApps Special スリー ツー ワン! SPRING Rock Party」です!

ライブの概要とかは↓コチラから
http://highapps.jp/special/vol18/about/

今回のライブにはDJも含めて計15組ものアーティストが新木場STUDIO COASTに集結しました。

そんな中で、今回は僕が見てきた8組のアーティストのライブを振り返りたいと思います。
アーティスト紹介用にMVも貼っておきますので、よければこちらもご覧ください。

まずは、第1弾といたしまして、前半の4人を紹介したいと思います。

なお、ライブの写真などは著作権の関係上ないので、そこはご了承ください。



1.The fin.

まずはオープニングアクト。メインステージ的な位置づけであるHighステージに現れたのはThe fin.。まだ彼らが現れた時は、多くの人が入場できていなかったのでHighステージは閑散とした状態。たまたまいい番号だった僕はスタートからThe fin.を見ることが出来ました。実はちゃんとThe fin.の曲を聴くのは今回が初めてでして、どんなアーティストなんだろうかという期待を持ちながら見ていたのですが、1曲目の「Circle On The Snows」でこのバンドが期待をはるかに上回ってくるバンドだとわかりました。まさか日本にこの音楽を奏でられるバンドが存在するとは思っていませんでした。洋楽チックな邦ロックバンドは数多く存在しますが、これほどまでに洋楽寄りな、というよりほとんど洋楽を聴いてるような気分になるバンドは中々いません。それを新人の彼らがやってしまうのだから驚き。今回はオープニングアクトということで3曲のみのアクトでしたが、インパクトは十分に与えてくれました。The fin.という名前を覚えておいて損はないと思います。

ではでは、そんなThe fin.が3月19日にリリースした初の全国流通盤である「Growing Red On The Shore EP」から、「Faded Light」をどうぞ。







2.THE ORAL CIGARETTES

そしてここからいよいよ本編スタート。まずHighステージに登場したのはTHE ORAL CIGARETTES。「(ライブ)始めたら終わってまうやん」とVo&Gtの山中さんが言いつつも、「逆恨み小僧」からTHE ORAL CIGARETTESの“HighApps乗っ取り”がスタート。実は、山中さんは前日にこんなことを↓

というワケで、去年8月にリリースされた「オレンジの抜け殻、私が生きたアイの証」に収録された曲を中心に、「N.I.R.A」や「大魔王参上」といったライブの定番ナンバーも織り交ぜ、最後は山中さんが常々“最大のキラーチューン”と称する「Mr.ファントム」で乗っ取り完了。ライブ終了後僕が感じたのは、少なくとも僕の心は乗っ取られたな、ということです。音源とライブでは感じ取れるカッコよさや美しさは全く違うけれども、THE ORAL CIGARETTESに関してはそれが特に感じられました。要は、このバンドは完全にライブバンドだということです。今まで、好きなバンドを10組ぐらい挙げてみろと言われてもTHE ORAL CIGARETTESの名前は挙げてこなかったですが、今回のライブを体験したことで、今後は好きなバンド10組の中に確実に入ってくることになるでしょう。「いつかワンマンライブでこの新木場に戻ってきたい」と山中さんは話していました。その時が来たら絶対参戦させてもらいますよ!

では、THE ORAL CIGARETTESからは“最大のキラーチューン”こと、「Mr.ファントム」のMVをどうぞ。






3.kidori kidori

次は個人的に一番といっていい程楽しみにしていたkidori kidori。ここ1ヶ月、色々なことが起きましたが今回のHighAppsには元気な姿を見せてくれました。ステージに最終チェックをしに来た時にサプライズ。今回のライブまでンヌゥさんの代役となるサポートベーシストのことについては何も発表がありませんでした。そしてステージにベースを持ってやってきた人を見てビックリ。なんとandymoriのベーシスト、藤原さんでした。さて、ライブの方はというと、「You Will Realize」からスタートし、「HHH」へ。その後、“大事な友達”へ「This Ocean Is Killing Me」をVo&Gtのマッシュさんが捧げると、思わずいろいろなものがこみ上げてきそうになりました。そしてMC中にもちょっとしたサプライズが。このライブ終了後に物販コーナーで会場限定シングル「El Negro」を発売すると発表され、その「El Negro」の表題曲である「Mass Murder」を披露。新たなkidori kidoriの船出を象徴するような曲に感じられました。その後は「Watch Out!!!」、「Say Hallo!(I'm not a slave)」、最後に「NUKE?」とアップテンポな3曲を披露して終了。ライブ終了後はもちろん物販コーナーに直行し、「El Negro」を購入&Drで物販担当の川元さんとも少しお話しできました。今回、kidori kidoriの新たな出発の習慣を目撃できたことは、本当に良かったです。

では、kidori kidoriの最新曲「Mass Murder」のMVをご覧ください。






4.Predawn

kidori kidoriの物販に並んでいると、外のAppsステージから美しい、小鳥のさえずりのような歌声が。Predawnのステージが始まっていました。僕も物販を済ませると、すぐにAppsステージへ。外は強風が吹き荒れていて、Predanも、サポートの方々も演奏しづらそうにしていました。結局きちんと最初から最後まで聞けた局は3曲ほどでしたが、「Keep Silence」と「Suddenly」ぐらいしか彼女の曲を聴いたことのなかった僕でも彼女の世界に引き込まれていきました。MCでは「おひがーん!!」と3月21日らしい叫びも。そんな叫びも彼女らしい、ゆるふわな感じがして可愛かったです(笑) 実はこの前、Predawnは珍しいプラネタリウムでのライブを敢行したのですが、何となくその理由がわかるような、そんなライブでした。ぜひ1度ワンマンライブにも行ってみたいものです。

では、そんなPredawnの代表曲である「Keep Silence」をどうぞ。






というワケで、第1弾をお届けしてまいりましたが、いかがでしたか?
第2弾もとても強力なラインナップとなっていますので、是非ご期待ください!

2013年10月29日火曜日

Diário de Sauber 更新一時停止のお知らせ

どうも。

突然ですが、タイトルにある通り当ブログの更新を一時停止させていただきます。

私が受験生ということもあり、勉強に励まなければならない状態であることから今回のような判断となりました。

恐らく受験が終わる2月中旬~3月初旬にはまた新しい記事をお届けできると思います。

無事志望大学に合格してここに戻ってこれたら幸いです。

TwitterやGoogle+では出没頻度こそ減りますが、時々呟いているので質問等ありましたらTwitterもしくはGoogle+の方へよろしくお願いいたします。

では、また約3か月後までさようなら!


2013年9月28日土曜日

欧州サッカー特集⑤ スティーブ・クラーク勝負の1年 “ルカク抜き”でどこまで戦えるか


どうも。

まず、皆さんにお知らせがあります。

これまでは欧州サッカー“批評”としてお送りしてきたこのコーナーですが、第1弾のスポルティング編以外とても批評とは呼べないものとなっているので、今回からは欧州サッカー“特集”としてお送りしていきたいと思います。

何卒よろしくお願いいたしますm(__)m




では欧州サッカー“特集”の第5弾といたしまして、昨シーズンのプレミアリーグで大躍進を遂げたウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンを特集したいと思います。



ウェストブロム、通称バギーズといえば、10-11シーズンにプレミアリーグに復帰して以降、ずっと残留を第一目標に戦ってきたチーム。

しかし12-13シーズン、イングランド代表監督に就任したロイ・ホジソンの代わりに新たにバギーズの監督に就任したスティーブ・クラークのもとチームは序盤から快進撃を続け、最終的には勝ち点49の8位でフィニッシュ。監督1年目のクラークにしては上出来だった。

しかし、今シーズンは事情が違う。




①今シーズンは“ルカク抜き”


12-13シーズンのバギーズの躍進を支えたのがチェルシーからローン移籍していたロメウ・ルカク。

ロメウ・ルカク

開幕節でいきなりゴールを決めると、最終的には17ゴールを挙げ、チーム内ならず、イングランド中からの注目を浴びた。

そんなルカクだが、シーズン終了とともにローン元のチェルシーに帰ると、今度はエヴァートンへと再びローン移籍した。つまり、今シーズンのバギーズはルカク抜きで戦わなけれならないという厳しい状況を迎えていたのである。

さすがに攻撃陣の補強は急務となり、プレミアリーグ開幕前に実績十分のニコラ・アネルカ、そしてウディネーゼからローンでマチェイ・ヴィドラという若いストライカーを獲得すると、プレミアリーグ開幕節のサウサンプトン戦に0-1で敗戦後、すぐさまマンチェスター・シティからスコット・シンクレアをローンで獲得。攻撃陣の強化を図った。

      左:アネルカ
     右上:シンクレア
 右下:ヴィドラ




②移籍市場最終日にテコ入れ


しかし、それでも第2節のエヴァートン戦、そして第3節のスウォンジー戦と、点が全く取れずに得た勝ち点はわずか1。この時点で最下位となってしまう。

アネルカとシンクレアも連携面の問題でチームに未だ馴染めず、苦しい状況だった。

そこで、移籍市場最終日の9月2日。バギーズのフロント陣は攻撃陣の大補強を敢行した。

獲得した選手は3人。エヴァートンからビクター・アニチェベ、サンダーランドからステファン・セセニョンをそれぞれ完全移籍で、そしてマルセイユからモーガン・アマルフィターノをローンで獲得。同時に移籍のうわさが絶えなかったピーター・オデムウィンギーを放出したものの、単純な攻撃陣の層としては昨シーズンを大幅に上回る結果となった。

上からアニチェベ、セセニョン、アマルフィターノ




③大補強が徐々に実を結ぶ


そんな“大補強”を敢行したバギーズは、代表ウィーク明けにクレーヴン・コテージで行われたフルアム戦で早速アマルフィターノとアニチェベを起用。なんとか終盤にシーズン初ゴールをマコーリーが奪い勝ち点1を獲得した。


そして遂に9月21日、ザ・ホーソンズで行われたサンダーランド戦で補強が実を結ぶ。

20分、アマルフィターノの正確なクロスにシンクレアが合わせるもこれはキーパーの正面。しかし、そのこぼれ球をセセニョンが押し込み、新戦力3人で先制点を奪った。

さらに76分、アマルフィターノのクロスをキーパーが弾くと、今度は左サイドバックの位置から上がってきたリッジウェルが押し込み2-0。バギーズの攻撃陣が遂に目を覚ました。

そして後半アディショナルタイム、途中出場のアニチェベのパスを受けたアマルフィターノが右足を振りぬき3点目。新戦力がそれぞれ活躍を見せ、見事勝ち点3を獲得した。



この試合がバギーズにとっての開幕節といっていいだろう。




④守備は昨シーズンと同様の布陣で


攻撃陣の大型補強が注目されがちだが、今シーズンのバギーズは昨シーズンから進化した守備もまた見ることができるだろう。

ジョーンズ、マコーリー、オルソン、リッジウェルという経験豊富な4人が12-13シーズン同様に今シーズンもバギーズのバックラインを形成する。12-13シーズンは失点が多かったが、今シーズンは開幕5試合で4失点と不安は払拭されつつある。4人の連携が深まっているのだ。

更に、今年はバックアップ要因としてパリ・サンジェルマンからウルグアイ代表DFディエゴ・ルガーノを獲得。そして、ディナモ・キエフから左サイドバックのゴラン・ポポフをローンで獲得したことで、守備陣の層も厚くなった。

今シーズンは、ぜひ安定した守備力にも注目してもらいたい。




⑤目標は12-13シーズン超え、そしてアウェー成績の改善


もちろん今シーズンのバギーズの目標は12-13シーズンの成績を上回ることだ。といっても、順位の面で7位以上を目指すというのはプレミアリーグという舞台において厳しい面がある。さらに、プレミアリーグの各チームは今シーズンも大胆な補強を行っているチームが多く、激戦となるのは必至だ。

なのでヨーロッパを目指すのは厳しい面があるが、12-13シーズンに獲得した49ポイントを上回ること、そして得失点もそれぞれ12-13シーズンから改善できれば上出来とみていいだろう。順位はその後だ。

そしてもう1つ改善すべき点がある。それはアウェーでの成績だ。

12-13シーズンのバギーズのアウェーでの成績は5勝3分11敗と極端に悪かった。ここを改善していかないとバギーズの成績は一向に上がらないだろう。アウェーでの敗戦数を6~8に留めることができれば間違いなく順位は良くなる。






と、ここまで今シーズンのバギーズについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
残念ながらキャピタル・ワン・カップは敗退してしまいましたが、大型補強したクラブはチームが1つにまとまってからが勝負ですから、これからといったところですね。

現在14位、サンダーランドに勝利した勢いでどこまで順位を上げてフィニッシュするかは見ものです!

2013年8月27日火曜日

マッチレビュー ベンフィカ×ジル・ヴィセンテ


この試合以上に「ドラマチック」と呼べる試合は過去何度あっただろうか?

そう考えさせた試合とは8月25日、エスタディオ・ダ・ルスで行われたポルトガルはリーガ・ゾン・サグレス第2節、ベンフィカ対ジル・ヴィセンテ。



当然この試合は昨シーズン2位で終えたベンフィカと13位で終えたヴィセンテの試合ということもあり、ベンフィカが圧倒すると考えていた人が多数いただろう。

しかしベンフィカは前節の開幕戦、格下のマリティモに1-2とまさかの敗戦。誰もが予想していなかった結果だった。それもそのはず、昨シーズンベンフィカがリーグ戦で喫した敗戦は、ドラガォンでのポルト戦だけだったのだから。

一方のヴィセンテは、開幕戦でアカデミカ・コインブラを迎えたホームゲームを2-0の勝利で終え、最高のスタートを切っていた。

もしかしたら・・・
そんなことをヴィセンテのイレブンと監督のパウロ・アウベスは考えていたかもしれない。



この日、ルスは閑散としていた。65000人以上を収容するこのスタジアムは、ホーム開幕戦にも関わらず3/4が埋まっていたかどうか怪しいぐらいに。国内に600万人を超えるといわれるファンの数を抱えているのに。



ちなみにこの試合はジェズス監督との確執でベンチ外、移籍確実と言われているエース、オスカール・カルドソと、オリンピアコスからベンフィカに新たに加わるセルビア人MF、リュボミール・フェイサがスタンドから戦況を見守る。


そんな中キックオフ。

序盤から試合の主導権を握るのはベンフィカ。60%を超えるボール支配率でヴィセンテゴールに襲い掛かる。

しかし、得点に結びつかない。

17分、リマのシュートはヴィセンテのキーパー、アドリアーノ・ファチーニがセーブ。

29分、リマが肩でトラップしてシュート。ゴールかと思いきや判定はまさかのハンド。

41分、サルビオが至近距離から放った左足でのフリーキックは惜しくもポスト。

43分、44分にもリマが決定機を迎えるが、昨シーズン20ゴールを挙げたストライカーはこれをものにできない。

ヴィセンテにもチャンスシーンはあった。
39分、ロングカウンター発動。元ベンフィカのルイス・マルティンスがドリブルで持ち込むとそのままシュート。これはアルトゥールに防がれるが、可能性を感じるシーンだった。


前半終了。散々ヴィセンテゴールを脅かしたベンフィカだったが、結局スコアレス。

引いて守ってロングカウンターを試みるヴィセンテの作戦はここまで成功している。




「ドラマチック」な展開はもちろんこの後、後半に起きた。




後半が始まってもベンフィカペースでゲームは進んでいく。

ジュリチッチ、スレイマニ、そしてマルコビッチというセルビア人トリオを投入して更に得点を狙っていくベンフィカ。

66分、ガライが上げたクロスはロドリゴへ。しかし彼がヘディングで放ったシュートはバーに弾かれる。

ベンフィカが先制点を叩き出すのは時間の問題と思われていた。



しかし、ここでまさかのことが起きる。

77分、ヴィセンテはロングボールで前線のジオゴ・ヴィアーナへ。このボールを難なく処理しようとしたのはマキシ・ペレイラ。しかし、ここでマキシがゴールの方向へ大きくトラップミス。これを見逃さなかったヴィアーナが快足を飛ばしてマキシを抜き去りボールを奪うと、そのままアルトゥールとの1対1。かつてVVVフェンロに在籍していたウィンガーは冷静に左足でシュート。



ゴール


まさかのヴィセンテ先制。
このクラブ名の由来は16世紀の劇作家でポルトガル劇作の父、ジル・ヴィセンテの名であるが、彼は21世紀のまさにこの時、自身の名前を象ったこのクラブが主役の劇を作ったというのか。

スタジアムにわずかながら駆けつけていたヴィセンテファンの一角だけが盛り上がり、ベンフィカファンは皆静まり返る。

本当に”まさかの”出来事だった。



ベンフィカのキックオフでゲーム再開。今まで数多くのチャンスを生かすことができなかったベンフィカの選手たちは、さすがに焦ったのか猛攻を仕掛ける。

しかし、90分を迎えた時のスコアは0-1。アディショナルタイムを残してヴィセンテがリードを守っていた。

アディショナルタイムは4分。ジャイアント・キリング達成までのカウントダウンが始まる。



ただ、劇作家ジル・ヴィセンテはこの後、とんでもないラストシーンを用意していた。




アディショナルタイム2分、ベンフィカにチャンスが訪れる。

バイタルエリア付近でジュリチッチがボールを貰う。この時、前線に上がっていたキャプテンのルイザォンにはマークが2人しっかりと付いていた。しかし、ペナルティエリア付近にいたラザール・マルコビッチへのマークが付ききっていなかった。迷わずジュリチッチは同郷の後輩へ鋭いパスを送る。パルチザンからやってきた19歳の新星はここで慌てなかった。落ち着いてワントラップからお手本のようなシュート。




ゴール


ベンフィカが土壇場で同点に追いつく。遂に”眠れる鷲”が目を覚ました。

ベンフィカファンに活気が戻る。この時、ピッチに立つベンフィカイレブンと、ルスに来ていたベンフィカファンの気持ちは一緒だった。「逆転するぞ」

残りは1分半程度。ゴールセレブレーションを最小限に留め、急いで自陣に戻る。


それが功を奏したのかもしれない。

アディショナルタイム3分、マルコビッチのゴールからわずか1分後のことだ。

ペナルティエリアには4人のベンフィカの選手、それに対して気持ちが切れてしまったのか、ヴィセンテのディフェンダーの数は3人。ボールを持っていたのはスレイマニ。かつて持ち味のスピードを生かしオランダで旋風を巻き起こしたものの、ここ数シーズンはアヤックスで挫折を繰り返していた24歳のウィンガーは、効き足の左足で数的有利なペナルティエリアにアーリークロス。これが最高のボールだった。見事な軌道を描いいたクロスはエース、リマの頭へ。




ゴール


あっという間の出来事だった。なんとベンフィカがわずか1分で逆転に成功してしまったのだ。

ルスのボルテージは最高潮。つい2分前まで黙り込んでいたファンに笑顔が戻る。選手はベンチメンバーも含め皆リマの元に駆け寄る。59歳のポルトガル人指揮官も少し遅れて輪の中へ。




ジル・ヴィセンテは自身の名前を象ったチームにとっての悲劇を用意していた。まるでシェークスピアの様に。


そのまま試合終了。2-1でベンフィカの勝利。ベンフィカは次節のリスボン・ダービーを前に最高の結果を得ることができた。

ジェズスは昨シーズン終盤からの不調により解任の2文字がチラつく中で何とか勝利を得た。マルコビッチとリマのゴールが無ければ今頃どうなっていたことやら。


一方のヴィセンテは最後の最後に3ポイントが0ポイントになってしまったが、ベンフィカ相手にルスでこれだけのサッカーをすることが出来たのだから、これからのシーズンが期待できると言っていい。




この試合後、ベンフィカファンはリスボン市内で勝利の宴を挙げ、ヴィセンテファンは足早に北のバルセロスへと帰ったのだろう。


筆者もこのゲームをフルで見て、夜中の3時過ぎに思わず歓声を上げてしまった。それほどに素晴らしいゲームだった。

今年もポルトガルサッカーを見る価値は十分にありそうだ。
















2013年8月17日土曜日

アーセナル 補強のすゝめ

どうも。

今回は待てど待てどアーセナルにサノゴ以外の新戦力が到着しないので、私が勝手にアーセナルに合いそうな選手たちを紹介していきます。

では、早速行きましょう。

まず、アーセナルの補強ポイントだといわれてるポジションを整理。
センターフォワード・守備的ミッドフィールダー・右サイドバックセンターバック・ゴールキーパー
この5つです。

個人的に優先順位をつけるとすると

センターバック
    ↓
センターフォワード
    ↓
守備的ミッドフィールダー
    ↓
右サイドバック
    ↓
ゴールキーパー

という感じですかね。

では、そのセンターバックから参りましょう。



①センターバック
センターバックはもともと主力級がヴェルマーレン、コシェルニ、メルテザッカーしかいないということ、それに加えてヴェルマーレンが開幕含め数か月離脱。つまり、センターバックはそもそも頭数が足りません。

現在メディアが噂しているセンターバックの補強候補はスウォンジーのアシュリー・ウィリアムズ、インテルのアンドレア・ラノッキア、バレンシアのアディル・ラミ といったあたりです。

この中でも一番噂されてるのがウィリアムズ。ウェールズ代表の28歳ですが、昨シーズンも安定した守備を披露しながら、プレミアで欠場した試合はたったの1。アーセナルの守備陣にケガしないという要素は大切です。

ネックがあるとしたら28歳という年齢。
ヴェルマーレン:27歳
コシェルニー:27歳
メルテザッカー:28歳
と、全員中堅に差し掛かっている点。もう少し若い選手がいればバランスであったり後々出てくるであろう後継者問題だったりで困らないと思うので。

それから1200万£をスウォンジーが請求しているという点。この2点です。


ということで私がオススメするのはこの選手達。

ニコラ・ヌクル(マルセイユ)
ニコラス・オタメンディ(ポルト)
ママドゥ・サコー(PSG)
トビー・アルデルバイレルト(アヤックス)
の4人。

この4人はいずれも25歳以下と若く、それぞれのクラブで実戦経験を多く積んでる選手たちです。そして、残り契約が2年以内というのもこの4人の共通点。その中でもアヤックスのトビー・アルデルバイレルトは、これまでヴェルマーレンやスパーズのフェルトンゲンを輩出してきたアヤックスの選手。右SBも卒なくこなせるとのことなので是非獲得して欲しい選手です。

トビー・アルデルバイレルト(アヤックス)
12/13シーズン:45試合4ゴール2アシスト

次にセンターフォワードについて考えていきたいと思います。



②センターフォワード
ここも重要ですね。本職のセンターフォワードの選手はジルーと、先日獲得したサノゴの2人。アクポムを戦力に数えるのはまだ早いので。トップクラスがジルーしかいないので、ここはもう1人、それも実績のある選手を加えたいところ。

しかし、既に市場に残ってるワールドクラスのストライカーがほとんどいません。噂されてるスアレスにしてもリヴァプールが意地でも残留させようとしていますし、例の噛み付きの件で出場停止がありプレミアの試合は9月の終盤あたりにならないと出場できません。スアレス本人がクラブに謝罪してファーストチームの練習に合流したとの話ですし。

では、誰がいいのか?
こんな選手が市場に残っています。

ジャクソン・マルティネス(ポルト)
ハビエル・エルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)
ルイス・ムリエル(ウディネーゼ)
ブラク・イルマズ(ガラタサライ)
アルバロ・モラタ(レアル・マドリー)

という選手達。
何でも1番目に挙げたジャクソンはナポリと個人合意したなんて噂があり(最近話を聞かなくなりましたが)、一番下のモラタに関してはベイルがレアル・マドリーに移籍する時に金銭と一緒にスパーズに譲渡されるなんて話もあります。

一方、獲得できそうな選手で一番即戦力として期待できそうなのはブラク。昨シーズンCLで8ゴールを挙げ、一躍世界的に知られる選手となりましたね。なんでも”適正価格”のオファーがあれば放出を考えるそうで(一部では2000万€以上のオファーがあれば放出とも)、今リヴァプールがオファーを考えてるとか。

ブラク・イルマズ(ガラタサライ)
12/13シーズン:43試合34ゴール


加えて、ウディネーゼで昨季ブレイクを果たし、今季はセリエAの得点王争いにも絡めそうなのがムリエル。コロンビア打表でもブレイクが期待されてる選手ですが、もちろんこのFWを複数のビッグクラブが狙ってるそうです。ちなみに本人はミラニスタとのこと。

ルイス・ムリエル(ウディネーゼ)
12/13シーズン:23試合11ゴール


これぐらいのレベルのストライカーは欲しいところですね。

次は守備的ミッドフィールダーについてです。



③守備的ミッドフィールダー
ここは去年の今頃から散々言われている補強ポジション。昨季の終盤はラムジーがこのポジションを担っていましたが、彼はもともと攻撃に加わりたがる選手であるし、その方が良さが出ると思います。それにプレシーズンマッチを見てる限りやはり中盤で相手がのびのびプレーしている印象があるのに加え、アルテタがケガで離脱ということでここには必ず補強が必要です。

先日獲得を狙ってたとされていたルイス・グスタヴォはウォルフスブルクに移籍しましたね。どうも金を出し渋ったようなのでフロントの意欲を疑いますが。

では、こうなった今誰を獲るべきか? 候補としてはアーセナルのトレーニンンググラウンドで練習してた噂の出てるフラミニ、それから大粛清を行う予定のアンジからCBもこなせるブラジル人MF、25歳のジュシレイがオススメ。あまり金を賭けずに補強をするなら、この2人のうちどちらか、あるいは両方では?

ジュシレイ(アンジ・マハチカラ)
12/13シーズン:47試合1ゴール2アシスト


さて、次は右サイドバックの話に移ります。



④右サイドバック
サニャの去就が不透明な今、このポジションも補強しろという声が多いですね。サニャが残ってくれるならジェンキンソン、それからベジェリンの3人で何とか回せると思うのですが。

もしサニャがいなくなった場合の後釜候補として、現在ユヴェントスのリヒトシュタイナー、バイエルンのラフィーニャ、あそれからシャルケの内田の名前が上がってますね。内田に関しては現地だと歓迎の声の方が多いらしいのですが、日本だと拒否するグーナーの方が多いですよね。彼も香川同様、日本人が一番過小評価している選手なのではと感じましたが、確かに最近の代表選を見てるとそういう意見が出てもおかしくはないですよね。

ちなみにそのほかの2人の中で獲得に現実味があるのはリヒトシュタイナーの方。どうもユーヴェ側が欲しがっているとされるアヤックスのエリクセン、それからフェイエノールトのヤンマート獲得の資金調達としてリヒトシュタイナーをアーセナルに放出するのではという話。29歳と年齢こそ若くはありませんが、右サイドの層が厚くなること、それからサニャが残るとしてもセンターバックでの起用も増えそうなので、リヒトシュタイナー自身の出場機会もある程度は確保できることを考えると良い話ですね。若手を狙った方がいいのでは?という声も上がりそうですが、ジェンキンソンにベジェリン、この2人の成長を見守るのも面白いと思いますよ。

そして一方のラフィーニャは、自身がバイエルンでの成功を願っている発言をしたので獲得は恐らくないと思われます。

ということでオススメはリヒトシュタイナーですね。 彼のエミレーツ到着を願うばかりです。

ステファン・リヒトシュタイナー(ユヴェントス)
12/13シーズン:42試合4ゴール4アシスト


では、最後はゴールキーパーについて。



⑤ゴールキーパー
ここは補強するしないでハッキリと意見が分かれそうなところ。シュチェスニーとファビアンスキという2人のポーランド代表を抱えているわけですが、個人的には彼らの成長に期待したいです。

と、言いつつ世のグーナーから出ているのは「セーザル獲得希望」。確かに彼が来るとしたら活躍はほぼ間違いないでしょう。チーム全体が散々だったQPRで孤軍奮闘したのですから。

そんなセーザル、移籍金は比較的安価で済みそうですが、問題は高額の年俸、それから本人がどれ程の出場機会を欲するかの2点。年俸に関してはある程度の減給を受け入れてくれる可能性もありますが、出場機会となると来年のW杯で母国のゴールマウスを守りたいセーザルとしては全試合出たいのでしょう。でも、それではチームのゴールキーパーが飽和してしまいます。

一部ではシュチェスニーをローンで修業させるべきという声も聞きますが、今からローン先を探すのも難しいのではないでしょうか? このポジションにビッグネームを入れるべきかというと若干の疑問が生まれます。

ジュリオ・セーザル(QPR)
12/13シーズン:26試合


以上でポジション別考察は終了です。




ちなみに、今回特にフォーカス選手たちを全員(CFはどちらか1人)獲得するとなると
CB
アルデルバイレルト:約1000万€
CF
イルマズ:約2000万€
ムリエル;約1600万€(個人的推測)
DMF
フラミニ:0€(フリートランスファー)
ジュシレイ:約800万€前後(個人的推測)
RSB
リヒトシュタイナー:約1200万€
GK
セーザル:約300万€

と多くても6選手で5300万€とお買い得。7000万£+余剰戦力放出分の資金があるとされる中、ここから更にビッグネームが買えそうな勢いです。




ではそろそろ締めに。

ヴェンゲルは最低2~3人の補強を示唆していますね。
個人的には全体的な層の薄さがシーズン半ばから後半にかけて大きく影響してくる気がするので、今回挙げた6人程の補強をして欲しいです。

間もなくシーズン開幕。このアストンヴィラ戦を終えた後、アーセナルが素晴らしい補強をしてヴェンゲルがトロフィーを掲げる姿を見たいですね。

では、開幕戦勝ち点3を期待して、ここでお別れです。
長文になりましたが最後までご覧いただき、ありがとうございました。

2013年8月15日木曜日

欧州サッカー批評:号外 またベルギー人! エールディビジにとんでもない逸材がいた

どうも!

今回は急遽! とあるベルギー人について紹介したいと思います。

その名は

ザカリア・バッカリ

オランダのPSV所属のベルギー人選手。本職はウィンガーです。



そんな選手聞いたことないって人の方が多いと思います。
それもそのはず、彼は1996年1月26日生まれの17歳!
(実はワタクシと同い年で、誕生日もほぼ1か月しか離れてないんです)

そんな彼になぜ注目するかというと、まずは8月10日に行われたオランダのエールディビジ第2節
PSV対NECの試合をご覧ください。(YouTubeのサイトの方でご覧になることをオススメします)


1点目と2点目と5点目を決めた背番号19の選手がバッカリ。
なんとエールディビジでハットトリック達成!
どれも難しい状態から決めています。

これで17歳というから恐ろしい・・・


しかもこのハットトリックの前日、なんと14日のフランス戦に向けたベルギーのA代表に初召集!!
ベルギー代表のその他のFWの選手がルカク、ミララス、ベンテケ、メルテンスという超豪華なメンバー。
その一員なのだから凄さが分かります。(出場機会はありませんでしたが)
もしかしたら来年のワールドカップの代表メンバーに彼の名前があるかもしれませんね。

しかしベルギーは代表の平均年齢も若く、その中でも次々と逸材が現れますね~ 羨ましい・・・



バッカリ、この名前が1年後には移籍市場で頻繁に騒がれる名前となっているのでしょうか?
是非注目してみてください!

では、短いですがこれで今回は締めたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。


2013年7月16日火曜日

勝手にサッカー批評④ 帝国崩しへ、大補強を進める古豪

どうも。

今回は勝手にサッカー批評の第4弾ということで、このブログでは初登場のウクライナプレミアリーグに注目していきたいと思います。

そんなウクライナプレミアリーグといえば、09/10シーズンから12/13シーズンにかけて、CLでもすっかりお馴染みとなったシャフタール・ドネツクが4連覇中。ディナモ・キエフ、メタリスト、ドニプロなど実力のあるクラブがひしめく中、”シャフタール帝国”を築いているのです。


そんなリーグに一石を投じようと、今夏大補強を敢行しているのがディナモ・キエフ。ディナモ・キエフといえば、かつてはリーグ9連覇を果たすなど、王者としてウクライナを席巻していたクラブ。シェフチェンコやカラーゼといった選手を輩出してきたクラブでもあります。



しかし、12/13シーズンの成績は3位。近年は悪くても2位以内に入っていたクラブが苦汁をなめることになったのです。しかもリーグ優勝は08/09シーズンを最後に全てシャフタールに明け渡しており、クラブの歴史でもかつてないほどの低迷期に入っているのです(これで低迷期だというのが逆に凄いですね)。

そこで、今夏は覇権奪還のために大補強を推し進めています。移籍市場が開くとすぐにフランスのモンペリエで活躍し、数々のビッグクラブが興味を寄せていたモロッコ人MFヨハネス・ベルアンダの獲得を発表。さらにベルギーのアンデルレヒトに所属し、イングランドプレミアリーグの複数クラブが関心を寄せていたFWデュメルシ・ムボカニ、PSVアイントホーフェンからオランダ代表FWイェレマイン・レンスの獲得も同時に発表し、いきなり周囲を驚かせると、先日フランスのボルドーから、08/09シーズンの優勝に大きく貢献したDFブノワ・トレムリナスの獲得も発表。

右からベルアンダ、ムボカニ、イェレマイン・レンス

トレムリナス

いずれも確かな経験を持ち、今後の成長を期待させてくれる選手たちを次々と獲得。欧州の主要リーグに比べ1か月以上早いウクライナプレミアリーグの開幕に向けて着々と準備をしています。ディナモ・キエフにはもともとクロアチア代表のクラニチャル、ポルトガル代表のヴェローゾ、ウクライナ代表で将来のビッグクラブ行きが盛んに取りざたされているヤルモレンコ、ナイジェリア代表で昨シーズン17ゴールを挙げたイディエが所属しているので、攻撃陣の厚さがリーグ屈指になったのは間違いありません。

一方で王者シャフタールは主力のフェルナンジーニョ、そして12/13シーズン得点王のムヒタリャンをそれぞれ放出。代わりにフルミネンセからウェリントン・ネム、インテルナシオナウからフレッジ、ベレスからファケンド・フェレイラという3人のFW、グレミオからMFフェルナンドといった南米期待の若手を次々と獲得しましたが、彼らの実力はまだまだ未知数ということもあり、ディナモ・キエフが漬け込む隙はたくさんあるのです。もちろん彼らが優勝の最有力候補であることに疑いの余地はないですが。

そしてもちろん、他のクラブも黙っていません。今季初めてCLの舞台に挑むメタリスト、そして安定して上位に食い込むドニプロなど警戒すべき相手は多いのです。

しかし、新シーズンのディナモ・キエフに期待できる部分はとても大きいと思います。これだけの戦力を整え、本気で優勝を狙いにいくでしょうから、ELの舞台も含め皆さんにぜひ注目してほしいクラブです。

新シーズン、ディナモ・キエフの動向から目が離せません。




ということで、勝手にサッカー批評④はこれにて終了です。
ちなみにディナモ・キエフはウクライナプレミアリーグの開幕戦を1-1のドローという痛い結果に終わったそうです。頑張って欲しいですね。


では、この辺で失礼します。