2013年3月20日水曜日

勝手にサッカー批評② 今期リーグ戦無敗を続ける2チーム

どうも。

今回は勝手にサッカー批評の第2弾として、欧州のリーグ戦で未だ無敗の2チームを取り上げたいと思います。

そこはどこかというとポルトガルの2つのクラブ、SLベンフィカFCポルトの2クラブです。

では、ここで両チームの今季ここまで(3/18時点、23節終了)のプリメーラでの成績をおさらい。


ベンフィカ 19勝4分け0敗 60得点14失点 GD46 勝ち点61 1位
ポルト   17勝6分け0敗 52得点11失点 GD41 勝ち点57 2位


ちなみに、3位のブラガは勝ち点が43と、いかにこの”2強”が抜けて強いかが分かります。

この2チームが直接対決した1月のルスでの”クラシコ”は2-2の引き分けという結果でした。


では、この2チームはなぜここまで他を圧倒しているのか。

まずはベンフィカから見ていきましょう.。


ベンフィカ 

ベンフィカの持ち味はなんといっても前線の得点力。

エースのオスカル・カルドソと今季ブラガから加入したリマの2トップはプリメーラ1の破壊力を誇ります。


オスカル・カルドソ

リマ


さらに、その2人の得点をサポートする2列目以降の選手もサルビオガイタンエンソ・ペレスなどといった豪華な布陣となっているのです。


サルビオ

エンソ・ペレス(腕には「安康」と彫られてますね)


一方でディフェンス陣もキャプテンのルイザォン、そしてマンチェスター・ユナイテッド移籍が噂されるエキセル・ガライの2センターは鉄壁。

圧倒的な攻撃力を武器に今シーズンも優勝を争うのがジョルジェ・ジャズス率いるベンフィカです。




ポルト 

さて、ポルトはどうでしょうか。

ポルトの攻撃陣は得点ランキング独走中のジャクソン・マルティネスを中心にハメス・ロドリゲスヴァレラといったクオリティの高い選手が勢揃い。


ジャクソン・マルティネス

ハメス・ロドリゲス



そしてジョアン・モウチーニョルチョ・ゴンザレスという世界屈指の2ボランチがゲームを創り上げていく形です。


ジョアン・モウチーニョ

ルチョ・ゴンザレス


そしてポルトの最大の持ち味と言えば守備。今シーズンリーグでわずか11失点という記録が示す通り、このチームは素晴らしい組織守備を見せてくれます。

監督は44歳のビクトール・ペレイラです。





このように、ベンフィカとポルトは他のプリメーラのクラブと比べると圧倒的な戦力を持ち、格の違うサッカーを展開します。

今やリーガ・エスパニョーラ以上に”2強”の色が強くなっているプリメーラ・リーガ。
さてこの2クラブのうち、リーガを制するのはどちらになるのでしょうか?

さて、分析していきましょう。
実はこの2チーム、29節(全30節中)が開催される5月12日に直接対決(”クラシコ”)をポルトのホームであるドラガォンで行う予定。ここで雌雄が決するのはほぼ間違いないでしょう。


ではチームごとに。

まずベンフィカですが、この後のリーグ戦ではホームでのリスボン・ダービーが待ち受けています。そしてELを勝ち残っており、クウォーターファイナルではニューカッスル・ユナイテッドとの対戦が決定。ノースイーストへの遠征という少々キツイ日程となっています。が、現在ポルトとは5ポイント差の状況。格下との対決を確実に制し、リスボン・ダービーでスポルティング・リスボンを叩ければ優勝の可能性は高まってくるでしょう。

一方ポルトは21節のスポルティング・リスボン戦、そして23節のマリティモ戦で痛恨のドロー。ヨーロッパのコンペティションからは姿を消したとはいえこの後も”クラシコ”以外ではホームのブラガ戦、そしてアウェイのパッソス戦を控えている厳しい日程。もう1つも取りこぼしは許されない状況です。
よって、このまま行けば優勝はベンフィカになると思います。しかしポルトもまだ無敗。まだまだリーグは熱い戦いを繰り広げそうです。
そして、この先もしばらくはこの2クラブがポルトガルを席巻することになるでしょう。



という内容でしたが、最後まで見ていただきありがとうございます。
これからもポルトガルサッカーをメインにサッカーのお話が出来たら幸いです。
では、また次回お会いしましょう!